今日もビショップ　LABOUR AND WAIT　GRATIN DISH

相変わらず、和食が世界的にも人気である。それに伴い、代表的調理器具の和包丁が海外へ輸出されるケースも増えてきた。柳刃包丁を“Sashimi”、菜切包丁を“Nakiri”と呼ばれ親しまれているのも、世界的認知度を獲得している証左。と同時に、それらの調理器具が日本の食文化に興味をもってもらうための水先案内人にもなっている。そして、きっと逆もまた然り。シュニッツェルという料理をご存じだろうか。仔牛の肉を叩いて薄く伸ばし、衣をまぶして揚げたオーストリアの伝統料理である。オーストリアの琺瑯メーカーのRIESS社が手掛ける「GRATIN DISH」は、その料理を調理するためのもの。琺瑯製ゆえ熱伝導率が高く冷却製に優れ、酸や塩分にも強い。さらに、IHにも対応しているため、コロッケやフレンチフライといった揚げ物も、シチューなどの煮込み料理も、グラタンをはじめとする焼き物系もフォローする。キッチンから食卓へ直接サーブできるため洗い物を減らせ、スタッキング機能は狭いスペースでも収納できる利点を担保する。シンプルな佇まいゆえ盛り付け皿としてもうってつけ。こちらを通して、料理だけでなく他国の食文化にも興味をもっていただけたら幸いだ。